
「BLUE SEED BAG」が2017年度 グッドデザイン特別賞
[復興デザイン]を受賞!
2016年4月14日と16日に発生した熊本地震
日が経つにつれ風化していく状況をどうにかしたいと始まった
熊本のクリエーターチーム一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOの熊本地震の自立的支援プロジェクト”BLUE SEED BAG”。
2016年11月に行なった販売会ブルーシード大作戦からはや1年。
*ブルーシード大作戦の記事はこちら!
熊本震災の象徴となっているブルーシートをリサイクルしたバッグ”BLUE SEED BAG”がこの度、2017年度 グッドデザイン特別賞[復興デザイン]、さらにグッドデザインベスト100に選ばれました。





「グッドデザイン賞」受賞が持つ意味
BLUE SEED BAGが2017年度に受賞した「グッドデザイン特別賞[復興デザイン]」は、単に見た目の美しさを評価するものではありません。震災という困難に対して、デザインの力でどう向き合い、地域や人の暮らしをどう支えられるか——その姿勢そのものが高く評価された賞です。加えて、その年の応募作品の中でも特に優れた100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されました。何の後ろ盾も資金力もない小さな団体が、被災地への想いとデザインの力だけで大きな賞を勝ち取ったことは、「デザインは特別な人だけのものではない」というプロジェクトの信念を体現する出来事となりました。ブルーシートの使用状況によって一つひとつ表情が異なるバッグの個性、企業ロゴを入れて支援の輪に参加しやすくした仕組み、そして崩落した阿蘇大橋をモチーフにした「支援の架け橋」のロゴ——こうした細部に込められた意図が、審査員の共感を集めました。
また、グッドデザイン賞に先立ち、BLUE SEED BAGは2018年に世界的なデザイン賞「A’ DESIGN AWARD(イタリア)」でブロンズ賞も受賞しています。国内外の権威あるデザイン賞に相次いで評価されたことは、被災地の課題解決とプロダクトとしての完成度を両立させたこの取り組みが、社会的にも造形的にも高く認められた証といえます。
受賞後も広がり続けた「BLUE SEED BAG」
グッドデザイン賞の受賞は、ゴールではなく新たなスタートでした。2019年にはイタリアのデザインアワード「A’ Design Award」が運営するサイトにも掲載され、その取り組みは海を越えて注目を集めていきます。対象となるブルーシートも、熊本地震だけでなく西日本豪雨など各地の被災地へと広がり、さらに韓国から届いた支援のブルーシートでつくったバッグを韓国へ寄贈するなど、国境を越えた「支援の循環」も生まれました。一枚のブルーシートから始まった小さな試みは、被災地と支援者、そして国と国とをつなぐプロジェクトへと育っていったのです。
数字で見る「ブルーシードプロジェクト」の歩み
被災地で役目を終えたブルーシートを回収・洗浄し、クリエイターがデザイン、被災地の工場で縫製して販売、その売上の一部を次の被災地へ寄付する——BLUE SEED BAGは、こうした循環型のソーシャルアクションを一歩ずつ積み重ねてきました。2016年12月から2019年9月までの主な実績は次のとおりです。
- 回収したブルーシート:約42,000㎡(約420家庭分/東京ドーム約0.9個分)
- 売上から被災地へ寄付した総額:約290万円(2,902,150円)
- ブルーシートの洗浄に協力した仲間:のべ約900人
- 販売したプロダクト数:約3,600個
- 連携した被災地と協力先:6地域・12連携先
(実績数値は2016年12月〜2019年9月時点のものです)
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