私は、「体験を開発する会社」としてdot button companyを立ち上げました。
「経験」ではなく「体験」を選んだのには理由があります。
「経験」は、例えば「経験値」のように、過去がイメージされやすい言葉です。
一方で「体験」は、より「今」にフォーカスされています。
過去はどうやっても変えられないし、未来だってどうなるか分かりません。
でも「今」という瞬間だけは、自分の心持ちで選びとることができると思います。
また、「体」という漢字が使われているように、身体をともなった経験であること。
つまり、その時、その空間でしか味わうことのできない経験なのです。
その「体験」をトリガーとしてツール化することで、動機がなくて動けずにいる人を
少しでも減らしていきたいと考えています。
動物としての人間らしく、周りの人たちと一緒にワクワクしながら楽しく生きているような社会。
共有体験が生きる動機を生み、また新たな体験が創出されていくような循環のある社会。
そんな社会でみんなとともに生きていきたい。
だから私はこれからも、「体験」を開発し続けます。
中屋 祐輔