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公開日 : 2017年07月31日

美味しいのに捨てられてしまう魚を紹介
「水を得た魚祭り」を開催!

「売れないから」「旬じゃないから」という理由で、本当は美味しいのに誰にも知らせずに捨てられてしまうお魚たち(未利用魚)がいます。

そんなお魚を”珍魚”と名付け、7/21(金)〜7/23(日)の3日間、表参道のthe AIRSTREAM GARDENにて7/27(木)恵比寿の恵比寿キッチンで、その美味しさやストーリーを知ってもらうため、珍魚を使った料理やお魚コーディネータ甲斐さんとのトークセッションなど、小さなお祭りを開催しました。

書家の紅舟さんとdirectorの谷合さん

映像撮影・編集:pooka(http://pooka-inc.com/

 

水を得た魚祭りの誕生

お魚コーディネータ甲斐さん

「問題」を「体験」に変えて、様々な接点を作るプロジェクト”SettEn”のChief director谷合竜馬さんからお話を頂き始まったこの企画。

週末限定の料理屋Kai’s Kitchenや魚のワークショップを行うSetteEnのFood planner甲斐昴成さんが提案する「美味しいのに捨てられてしまう魚が活き活きする」魚との出会いのきっかけとなるイベントを行えないかと相談を頂きました。

 

そこで私たちは総合プロデュースとして、5月に行ったけものカフェのように、カフェや料理屋という人が集まるスペースを活用して、普段は魚に関しての問題を知らない・なんとなくは知っているという方々をターゲットに知るきっかけになる場を作るサポートを行いました。

 

水を得るためのデザイン

親しみのわくPOPなデザインはこの大きな問題を伝えるうえでとても重要です。

そこで、生きた力強い線を書く、書道家の紅舟(こうしゅう)さんにメインビジュアルの文字デザインをして頂き、その書を活かした全体デザイン・アートディレクションをGRAND SLAMの渋田翼さん依頼。

そして、この「水を得た魚祭り」のデザインが生まれました。

ストーリーボード

 

珍魚を味わうオリジナル料理

今回の珍魚料理は、お魚コーディネータの甲斐さんが提案・提供をする珍魚と、「本物」を届ける”ケータリングチーム「Mo:take」が特別コラボしたメニューを作って頂きました。

<ハンディフード>

・魚味噌とたっぷりネギきのこバターピザトースト
魚味噌を食べやすいようにピザトーストにしました!!たっぷりのネギ、そしてバター風味のきのこと魚味噌相性は抜群!!
<ライスプレート>
・シイラのフライたっぷり和風タルタルソースかけ
=シイラをフライにし、ちょっと変わった和風タルタルソースをたっぷりかけてお召し上がりください。
・ワカシと地中海野菜のオニオンマリネ
=ブリの幼魚のワカシをソテーにし今が旬の地中海野菜と一緒にオニオンマリネにしました!!
・カタボシイワシのさっぱりトマト煮込み
=小骨が多く嫌煙されるカタボシイワシを丁寧に骨切りしさっぱりと軽いトマト煮込みで仕上げました!!

 

珍魚と触れ合うアイテム

珍魚を食べるだけでなく、もっと触れ合うことはできないか?店内では様々な珍魚アイテムを展示・販売を行いました。

お魚コーディネータの甲斐さんが長年制作をしてきた珍魚の標本(干物)を店内に装飾・販売

一匹のお魚からパーツを分けて製作をした1点もの「おさかなアクセサリーHOUBOU」を展示販売

紅舟さんが書くイベントコラボポストカードや作品の展示・販売

 

トークイベント開催!

27日夜にはトーク&お魚料理のイベント@恵比寿キッチンも開催!

お魚コーディネータの甲斐さんをゲストに招き、これまで焦点の当たらなかったお魚たちが「水を得た魚」のようにイキイキなるような話をして頂きました。

また、紅舟さんに書を書いて頂くスペースを設け、お客様は、なかなか流通に乗らないお魚を使った料理をビュッフェスタイルでお楽しみながら、お話とアートと「水を得た魚祭り」が作り出す空間を堪能して頂きました。

多くの方々に来店して頂きました「水を得た魚祭り」。

このような大きい課題に真剣に取り組まれている方々を繋ぎ、なるだけ多くの方々に伝える場を私たちはこれからも作っていきます。

「水を得た魚祭り」は継続をして開催を行う予定です。次回開催もお楽しみに!