福島県で魅力ある商品をつくる
ヒーロー農家のWebサイトまとめ
2016年9月、復興庁と一般社団法人東の食の会は、福島県の食のファンクラブ「チームふくしまプライド。」を発表しました。この取り組みには、「ヒーロー農家」と呼ばれる若くて熱い想いを持った農家の方が参画しています。
彼らの商品を、熱い想いやストーリーと共に発信していくことで、福島県産品をブランディングしていこうというのが狙いです。
チームふくしまプライド(https://team-fukushima-pride.com/)
dot button company代表の中屋は、シナジーマーケティング時代にECサイトやファンクラブの運営で本件に携わっていました。当時の取り組みの詳細は下記の記事にまとめられています。
▼「福島のヒーロー農家とCRMプロデューサーがプライドをかけたファンクラブ設立へ」
https://www.synergy-marketing.co.jp/blog/team-fukushima-pride
画像引用(https://www.synergy-marketing.co.jp/blog/team-fukushima-pride)
ヒーロ−農家たちは皆、情報発信への意識が高いです。その証拠に、各農園のWebサイトにはとても力が入っています。
サイトを見て、もっと彼らのことを知ってもらいたい。
そんな思いから、今回はヒーロー農家たちそれぞれのWebサイトを紹介します。一部、中屋が各農園を回って撮影した写真も使用されています。
加藤ファーム
2009年におじいさんの田んぼを継いで農業を始めた加藤夫婦が営む農場です。カトウファームのお米は、山々に積もった雪が溶け、たくさんのミネラルと栄養を含んだ水で栽培しているので、極上の甘みを帯びたお米に仕上がります。
また、農薬を基準より5割減させた「減農薬」の方法を採用、有機肥料と化学肥料の混合肥料を使用するこだわりぶりです。Webサイトでは、お米を育てる過程についても写真付きで丁寧に解説されています。エミさんが書いている「農家の嫁ブログ」にも注目です。
めごい菜農園
渡部佳菜子さんの農園/めごい菜農園です。専業農家の家に生まれ、小学生の頃から農業の道に進む事を決めていた渡部さん。減農薬・無除草剤に努め、土づくりにこだわったミネラル農法で野菜を育てながら、農業に憧れる子どもが増えることを夢見て活動しています。
「めごい」とは、東北の方言で「可愛い、愛らしい」という意味。めごいお野菜たちが、みずみずしい写真と丁寧な説明文とともに紹介されています。
ワンダーファーム
ファーム・白石の白石長利さんが関わっている、いわきの大自然の真ん中にある農と食の体験ファームです。色とりどりのトマト狩り、森のレストランで石窯の焼きたてピザとランチビュッフェ、採れたて野菜でのBBQなどを楽しむことができます。オンラインストアでも、トマトやトマトジュースが販売されています。
エガワコントラクター
耕作放棄地を畑へ蘇らせようと取り組みをする江川正道さんの農園です。
「生産性を追い求めるのではなく、ゆっくりと慌てず、しっかりと着実な歩みで、自然の摂理のままに」というモットーのもと、自然でおいしい野菜をつくる農業生産部門、農家さんの田畑整備を請け負う農作業受託部門、地域特産物を企画販売する商品開発販売部門で3つの事業を行っています。
大野農園
桃、梨、りんごを主に栽培しています。オーナーの大野栄峰さんは元ファッションモデル。転機は、農業とは縁の無い生活を送っていた2011年に起こった東日本大震災震災と福島第一原子力発電所の事故でした。
実家の大野農園の果物が「福島だから」という理由で敬遠されたり、売上が下がったりしたことを機に立て直そうと家業を継ぐことを決めたのです。果物を使った窯焼きピザ屋を出店したり、農園ビアガーデンを開いたりとイベントも多く行っています。
一般社団法人COOL AGRI
福島県内の若手一次生産者の有志団体です。同じ作物を栽培している競合関係を超えて、福島の農業の将来を考えていくことが目的となります。掲げるビジョンは、「農業を豊かに」 「農業を憧れに」「農業を仕事に」 。次世代の農業従事者創出のためにも積極的に活動しています。
サイトを見ていただくとお分かりの通り、情報を知りたくてWebサイトに訪れる人を楽しませてくれる、美しくわかりやすいデザインのものばかりです。ぜひ、気になった商品を購入したり、興味関心のある情報を得たり、体験できる場所へ足を運んだりしてみてください。