公開日 : 2018年06月13日

福島県のおいしい!が勢揃い
究極のハンバーガーを食す会を開催

dot button companyは2018年3月、福島県の生産者を応援するチームふくしまプライド。様のイベント「ふくしまの底力、究極のハンバーガーを食す会」の企画・ディレクションをさせて頂きました。

チームふくしまプライド。とは

2016年9月に復興庁と一般社団法人東の食の会は「チームふくしまプライド。」を結成。福島県の自然の恵に誇りを持った生産者と彼らを応援する人々が集う、食のファンクラブが生まれました。
この取り組みは、若くて熱い思いを持った農家を「ヒーロー農家」と呼び、彼らの商品を、熱い想いやストーリーと共に発信しています。

中屋が前職時代にチームふくしまプライド。の結成に関わり交流を続けていたことから、「都内でファン向けイベントができないか?」とご相談を頂きました。
チームふくしまプライド。は定期的に、福島県内の農家さんを巡る「究極の卵かけご飯クエスト」などの福島の生産者に「会いに行く」イベントを開催しています。
そこで今回は「会いに行く」の前、「知る」「会いに行きたくなる」キッカケが作れるイベントにしたいと考えました。

究極のハンバーガーとは

チームふくしまプライド。に協力をしている農家は、独自の商品開発をしている方や農場イベントを行なっている方など個性豊かな方々ばかり。その農産物を一度に知り、堪能できる料理はないだろうか……?
様々な料理案が出された中、丹精込められた食材を自分好みにセレクトできる=自分の”究極”を探し出せる「究極のハンバーガー」づくりの企画が生まれました。
こだわりのふくしま食材の魅力を最大限に引き出す究極のハンバーガーは、五感を楽しませるケータリングサービスを行う、Mo:take(モッテイク)に依頼。農場を思わせる食空間が作れないか相談をしました。

こだわりのふくしま食材ついて

どれも濃い味が特徴のふくしま食材を生産者のストーリーと共にご紹介しました。

(1)とても珍しい国産サフランと天の恵みを受けた”天のつぶ”ライスバーガー
サフラン:エガワコントラクター
米:カトウファーム

(2)肉のプロフェッショナルが選びぬいた肉
肉:川合精肉店

(3)乳クリエーターが作り出すチーズ
チーズ:ファームつばさ

(4)アクセントに欠かせない!玉ねぎ
玉ねぎ:豊福ファーム

(5)甘酸っぱさのバランス抜群トマト
トマト:ワンダーファーム

(6)果実の美味しさがつまったジャムを使ったソース
果物ジャム:大野農園

(7)ホクホク!止まらないフライドポテト
じゃがいも:エガワコントラクター

熱い!ゲスト生産者

美味しかっただけで終わるイベントにではなく、「この人に会いに福島へ行きたい!」と思ってもらえるような内容にしたい。そこで、農場イベントを行なっている生産者、大野栄峰さんと江川正道さんをゲストに招きました。


大野 栄峰(おおの よしたか)さん:大野農園株式会社 代表
農作業だけじゃない。農産物を販売するだけじゃない。農業界だけじゃない異業種とのコラボレーション。お客様に農園へ足を運んでもらうイベント実施や、収穫期以外にも楽しんでもらえる商品開発、移動キッチンカーでの地元農産物を使ったピザ販売など、農業の可能性を無限に膨らませる次世代のリーダー農業家。


江川 正道(えがわ まさみち)さん:株式会社エガワコントラクター 代表
有機農業を目指し、自分たちが食べたいと思える美味しい野菜を作ることが原点。地の物を大切にし、古くから自生していた様々な野菜やサフランなどを自然に添い、自然の力で育てている。生産にかける想いと確かな美味しさを全国へと届けている。

お二人は、福島の次世代の生産者の育成を目指す、一般社団法人COOL AGRIに所属している生産者でもあります。

究極のハンバーガーを全力で食す会開催!

会場はチームふくしまプライドが行なってきたイベントの写真や今回食材協力を頂いた生産者さんの写真が飾られました。

ふくしまの豊かな畑をイメージした食空間には、なんと畑をイメージした料理も!多種多様な食材やソースの組み合わせを自身でセレクトした究極のハンバーガーを作りました。
「トマトの下に敷いてある土も食べれるの?玉ねぎが甘かった〜」などなど食べた感想をシェアしながら、会話が生まれる会場はとっても賑やかでした。

トークイベントは、果物と野菜、異なる農産物を作っている大野さんと江川さんから、農業についての熱いお話や、生産者の角度から見た果物や野菜のこと、これから目指す農業のカタチの3つテーマ。

お二人とも季節に合わせた農場イベントを行なっており、そのエピソードなどお話頂きました。例えば大野農園さんの焼きリンゴイベントは選定をしたリンゴの枝を参加者全員で拾って、それを焚き火にして焼きリンゴを作るというものです。農園スタッフだけで作業をすると数日かかる枝拾いが半日で終わり、農場も嬉しい。参加者は自然とのふれあいや出来立ての焼きリンゴが食べれる唯一無二の体験ができて嬉しい。両お客様も農場スタッフも一緒に楽しめるような企画を考えられています。

大野農園さんの農場イベント情報:http://oononouen.com/event.html

エガワコントラクターさんの情報:https://www.facebook.com/EGAWACONTRACTOR/

デザートは大野農園のりんごジュースを使ったりんごゼリー。りんごの甘みにおどろきました。

帰りはお土産に、大野さんのりんごジャムと江川さんのサフラン”をプレゼントしました。

参加してくださった方に、今回のイベントでは、福島にはゆかりはないけれど地域のことに関心の高い方に興味を持っている方が多く来てくださいました。

「農家さんのもとで働きたい」という方や「農家さんに会いに行きたい!」と江川さんが開催する農場イベントに参加をされた方もいました。

究極のハンバーガーイベントは美味しいだけでなく、ふくしまの農業・生産者に関心を持っていただくキッカケになりました。

私たちは、ファンを増やす・よりファンになるような企画・ディレクションをこれからも行なっていき、これからもファンづくりのサポートをしていきます。