もち米鶏しゅうまい「鶏鳴」プロモーションムービー撮影秘話
2017年8月
夏の日差しが降り注ぐ日向の国、宮崎県。
私たちは、「鶏鳴」の魅力を伝えるプロモーションムービーの撮影を行うため、宮崎県新富町に入りました。
「鶏鳴」のストーリー
もち米鶏しゅうまい「鶏鳴」はやきとり大将さん1事業者だけではなく、キムラ漬物さんのたくあん、白砂ヶ尾(シラスガオ)地鶏牧場さんの地頭鶏など多くの方々が関わっています。そのこだわり抜いた地域の素材とコラボレーションした商品であることを分かりやすく多くの方々に伝えるために動画の必要性がありました。
そこで、ストーリーの設計に定評のあるカメラマンの高橋さんにお願いをしました。
また、「鶏鳴」という名前の由来である神話的側面を伝えるために
鶏の鳴き声から始まる夜明けから日が沈むまで、土地に流れる時間を感じる構成で製作をしました。
初日はロケハンと調理風景の撮影。
やきとり大将の女将吉田さんに新富町内の撮影ポイントをご案内いただき、ロケハンを重ね撮影場所を確定させていきました。
そして調理風景は、やきとり大将さんの店内撮影。
吉田さんにいつも通りの手順で鶏鳴を作っていただきました。
真剣な表情にこちらも集中力がきれず、良い緊張感の中で撮影は進んでいきました。
ただ、いつも作業が早いようで、度々、「早すぎたら言ってね」と笑いながら気を使っていただき和やかなまま調理有形の撮影が終わりました。
店内撮影の後は急いで夕日の撮影へ!日が沈むまでの数分間の勝負です。
ベストポイントな川辺を見つけ、その場で日没の風景を動画に撮り納めました。
その夜は、
やきとり大将で、吉田さん家族から手厚いおもてなしをいただき、これまでの人生史上、最高の鳥刺しに撮影チーム全員が悶絶し、今年はじめて釣れた鮎まで頂き至極の時間を過ごさせて頂きました。
(お世辞抜きで鶏好きなら死ぬまでに一度は食べて頂きたい、絶品鶏料理の数々を味わえます)
*お酒も進むので、隣にあるビジネスホテルHOTEL AZを予約されることをおすすめします
そして翌日は、
朝日を撮影するために、まだ日が昇る前、薄暗がりの中、町にある高台へ向かいました。
そのスポットは地元のテレビ局も使う場所のようで山の奥から日が射す様子はとても神秘的な雰囲気でした。
そして最後の撮影場所は、
鶏鳴の柱の1つとも言える宮崎が誇るブランド鷄、みやざき地頭鶏を育てている野田さんの養鶏場へ。当たり前ですが、鶏は本当に朝に鳴くんですね。
それも、一羽一羽鳴き声に特徴があって立派に鳴くものもあれば、途中で尻すぼみになってしまうもの個々に個性があります。
野田さんの話しを聞きながら鶏を見ていると、大切に大切に育てられているので子供のように感じられ、(それくらいの愛情を注がれています)一層、食に対する考えや、頂きく命の大切さを見つめ直すきっかけにもなりました。
そして全ての撮影が終了し、ここで吉田さん、野田さんとはお別れし、空港へと向かいました。
まずは、こちらの動画を見て頂き「鶏鳴」のストーリーを感じていただけると幸いです。
動画の反響について吉田さんからお話を伺いました。
この鶏鳴の動画は”文字がない”ことに皆さん衝撃を受け注目をしてくれます。
そこで、私が説明を”あえて”加えて、お客様はますます納得されて購入をされます。
宮崎の神話、水や土地の良さがよく出ていて、あれをよく2日で撮れたなぁと思います。本当にラッキーチームです。
私たちは、ブランディングやマーケティングのサポートを普段から行っていますが、
どれだけテクノロジーが発達しても、いや進化がどんどん進むからこそ、
本質的に大切な現場にしかない空気感や、人の温度感、丁寧に営まれている生活を知りたいし、そのことを体感した上で答えを出して行きたいと考えています。
これからも一つ一つの出会いや現地の空気をたくさん吸い込んで、持続的な活動の支援を続けて行きます。