ライター向けセミナーに登壇!
ライティングに活かせるマーケティング視点とは?
dot button company代表の中屋が、宮崎市『夢。創造』協議会主催の「心を動かす、伝わる文章塾Part2」に講師として登壇させていただきました!
「心を動かす、伝わる文章塾」は、メディアやSNSなどによって急激に増加しているライター職のニーズに応えるために、受講者が実践的な記事や文章を書くための心構えやノウハウを教わる場です。雑誌の編集長やWebメディアの記者など総勢15名の講師陣が、約2カ月持ち回りで講座を開講します。
今回は、地域プロデューサーとして宮崎、全国でも活躍されている斎藤潤一さんからお声がけいただいた縁で、中屋も講師として登壇させていただきました。
マーケティングの視点からライティングのコツを教える講座を開講
受講者は、企業や行政の広報担当の方やライター志望の方など、お仕事で何らかの「書く」に携わる方ばかり。一方で、中屋はライター経験も、ライターさん向けの講座でお話させていただいた開いた経験もありません。
しかし、Webライティングにおいて必須なマーケティングの知見であれば余すことなく伝えられる!ということで、今回は他の講師陣の方とは少し違う確度からの講座を展開することに。
講座のテーマは「文章を無駄にしないために必要な3つのこと~情報整理×エスノグラフィ×ペルソナ化~」。主に下記3つの要素の重要性を伝えました。
①情報整理
自分が書いた文章を掲載するWebサイトやWebメディアを見て、そのサイト(それぞれのページ)の特徴・目的・ターゲット・コンバージョンポイントなどを整理すること。これが明確になれば、書くべき記事の方向性やテイスト、盛り込むべきキーワードが決まってくる。
②ペルソナ
文章を届けたい方(ターゲット)の属性情報や価値観、ライフスタイルを想像してシートにまとめていくこと。その際、平日や休日の過ごし方やWebの記事を読むタイミングはいつか(平日の通勤中や休日の朝など)も考える。
こうした仮説を立てることで、ターゲットが見ている媒体へ広告を出稿したり、読まれるタイミングで記事を配信することができ、せっかく書いた文章を無駄にしない工夫ができる。
③フォトエスノグラフィー
ペルソナに近いイメージの人の画像や、その人の好きなもの・ライフスタイルにまつわる画像で集めて可視化すること。
ペルソナを設定して言葉でまとめるだけでは、メディアにかかわる他の関係者と認識をすり合わせるときに、それぞれ想起するイメージが異なり齟齬が生まれることがあるので、それを防ぐための作業である。
異なる分野の知識や考え方の引き出しを多く持っていれば活躍の機会は多い
こうした3要素をしっかりと抑えてから書く作業に取り組むことができれば、書く内容や書き方に迷いが少なくなるということを伝えました。受講された方には、マーケティング視点がライティングにも活かせるということを実感いただけたのではないかと思います。
ライターに限った話ではないですが、違う分野の専門性を持っていたり、違う領域のことをより多く知っていたりする方は、その知識や考え方を別の分野にアレンジして応用できるように感じます。その方が、より大きな価値を生み出せることは間違いないですよね。
そのために、〝いかに興味の幅を広げられるか〟。
私たちも普段から意識しておきたいことです。
今後もこの大切さを講義の機会などで伝えていきたいと思っています。