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公開日 : 2017年06月06日

唯一無二の村のストーリーを映像に
長野県・根羽村が誇る本物の乳製品

愛知県との県境にほど近い場所にある、長野県下伊那郡。

ここに、人口1,000人にも満たない「根羽村」が存在している。

根羽村の風景

dot button company代表の中屋は、前職のシナジーマーケティング在籍時代に、根羽村から相談を受けました。

中屋:根羽村役場から、乳製品PRのためのリサーチを依頼されました。名物の乳製品の販路を開拓し売り出していくための方法を模索されている中でご相談をいただいたのです。

 

まずは実情を知るべく、中屋は何度も根羽村を訪れ、村長や村が運営している乳製品の販売を行う施設「ネバーランド」の支配人など、根羽村のキーマンにヒアリングを重ねました。

 

根羽村で働く方々

それぞれが思う課題や現状を整理した上で、乳製品のインターネット販売の可能性を探るためにアンケートを実施。普段インターネットで乳製品を購入する層に対して、購買する際に重視するポイントなどを聞きました。

 

アンケート結果を分析する一方、村で話を聞いていると、とある酪農家さんを紹介されました。そこは、根羽村で今はもう最後の1軒になってしまった酪農家さんでした。

つまり、根羽村の乳製品はすべて、その酪農家さんの元で生み出されているのです。

お話を伺うと、代々続く酪農を引き継ぎ、39年間粛々と牛にとってストレスの無い環境を整えてきた酪農家・片桐さんの姿がありました。

 

根羽村で酪農を営む片桐さん
根羽村で作られる根羽牛乳

中屋:片桐さんに根羽の牛について違いを聞くと、「他と何が違うのか分からないよ」と笑いながら謙虚に語ってくれました。しかし、山の水を牛たちに飲ませていたり、地域の施設ネバーランド内にプラントがあるため、搾乳したその日のうちに生乳が乳製品になってパッケージングされたりと、根羽村ならではの特徴はあったのです。

そして何より、毎日決まった時間に、決まった作業を粛々とこなす片桐さんの姿が美しく、なんとかPRに活かせないかと考えたのです。

 

こうして、中屋は酪農家さんにスポットを当てた動画制作をカメラマンに依頼。

そうして作られたのがこちらの動画です。

まるで映画のように柔らかく優しい映像。

静寂に包まれた空気の中で、丁寧にお仕事をされている片桐さんと活き活きした牛たちの様子が印象に残ります。

中屋:村の人や、村の生活の温度感がとても伝わる動画になったと思います。村では当たり前の風景が、切り取ってみると唯一無二のストーリーになって、商品の魅力となることもあるのです。中にいる人が気付かないことを見つけ出してスポットを当てることも、外にいる私たちの役割です。

 

dot button companyは、守るべき文化や伝統を守りつつ、多くの人が共感できる表現を取り入れること、つまり「コミュニケーションを視覚化するクリエイティブ」にもこだわって、今後も地方の魅力を広めるお手伝いをさせていただきます。