公開日 : 2018年02月13日

食で人がつながる
「島原半島の宝物」商談会レポート

長崎県、島原。そこは火山活動によって生まれた半島。様々な土壌、温暖な気候、特徴的な環境に恵まれ、長崎県を代表する農業生産地として知られるようになりました。この半島には他の土地では出会えないような、美味しい食材がたくさんあります。それは島原の人々にとっての誇りであり、心を込めて大切に育ててきた宝物。
今回はその宝物たちが、海を越えてはるか900キロ以上離れた東京にやってきました。より多くの人々が、島原の宝を知って、味わってもらうために。
今回 dot button company は、「島原半島の宝物」と題し、島原半島ならではの食品の生産や製造を行う事業主さんを集めた商談会を開催しました。合計参加店舗は9店舗。集まった商品は26品に上ります。

映像撮影・編集:pooka(http://pooka-inc.com/

 

まだ知られていない島原半島の美味しい食材

さて、商談会といっても、ただ商品をPRして買い付けるというものではないのがポイントです。今回は、島原の食材や商品をより知ってもらうべく、食材たちの良さを活かしたオリジナルレシピを考案し、提供するというスタイルの商談会となりました。食事を実際にいただくことで、味わい、楽しみながら食品の魅力を知ることができるのです。
オリジナルレシピの考案と、調理、料理の提供にご協力いただいたのは、都内を中心にフードケータリングサービスなどを行う、フードプロデューサーMo:takeに依頼。レシピ考案の他、島原半島の魅力を引き出す、当日の装飾・盛り付けなどもお願いしました。

島原からやってきた宝物たちは、米から、麺、野菜、加工品、スナック、お茶、お酒、スイーツまで、私たちの食卓に登場する食品すべてが揃っています。これだけあれば、とっても豪華な食事を作ることができそう。会場には彩り豊かなお料理が並びます。まさにフォトジェニック!

気になるオリジナルメニューをのぞいて見ましょう。

より詳しい情報はMo:takeさんの記事をチェック!

こちらは、「Otofu Soboroの焼き和風カプレーゼ」
カプレーゼなんて、とってもお洒落。よーく見ると、バゲットに乗っている白い物が島原の宝物。
七郎屋』さんの「Otofu Soboro」です。魚のすり身と豆腐を練り込んだ、舌触りなめらかな「Otofu Soboro」。かまぼこに近い味なのですが、豆腐の風味がポイントです。これを、カプレーゼにしてオーブンで焼き、さらに『Mo:take』オリジナルの田楽みそソースでいただく、凝った一品。アペタイザーにぴったりの一品です。

パスタのようで、こちらは「長崎そうめん末永」さんの『ふしめん』を使ったお料理「ごぼうとひき肉の冷製ふしめん」です。麺はもちろん、ちょこんとのったふしめんの素揚げが可愛い。綺麗で彩りもよく、食欲をそそります。胡麻ドレッシングで味付けされていて、ごぼうやパプリカ、玉ねぎなど野菜もしっかり食べることができ、パスタよりもずっとヘルシーな一品なのです!

肉料理には、『若鷄のソテー〜エタリ塩辛のレモンバタークリームソース〜』。なんとこちらは、「天洋丸」さんの『エタリの塩辛』が隠し味になっているのです。鶏肉に塩辛?そしてレモンバター?驚きの重なる、楽しい一品ですね。

抹茶ケーキ、ではなくこちらは『桑の葉パウンドケーキ』。「コスモス会 正建」さんの『有機栽培島原茶(桑茶)』を使用しています。お茶はお茶として飲むのはもちろん、こんな風にアレンジメニューがあると、食事で活躍する機会が増えますね。アイシングがとっても可愛いのですが、実はこれは生姜汁を使ったアイシング。何から何まで、ここでしか出会えないものばかり!期待を裏切りません!

この他にも、島原の商品同士がコラボレーションした料理たちも並びました。

マルニ」さん自慢の野菜たちは、「ベジ・ドリーム」さんの『雲仙ナチュラルドレッシング』をまとって、提供。『南島原そうめん』は、もちろん「嘉祥」さんの『だし用エソ』でいただきます。食材は、同じ生産地の物の組み合わせがやはり相性が良いのだそう。互いの味を引き立てあってくれるのです。

美味しい『吉田屋』さんのお酒には、美味しいおつまみ。『おつまみいりことアーモンド』や『食べるいりこ』はおつまみにぴったりでした。『明月堂・ふげん屋』さんの『島原カステラ』もお茶と一緒にいただきたいですね。

食を通して宝物が繋がる

会場は多くの人で賑わいました。

 料理を見て関心を持ち、食べて、食材を知って、生産者と話して、どんどんその食材や島原半島の魅力を受け取っていく。遠くの土地が、とても身近なものにすら感じるようになります。

 生産者は、これから東京のお店で食べてくれるお客さん全員にまでは、それぞれの思いや物語を伝えることはできません。こうして商談会で、お店の経営者や料理人に伝え、その思いや物語を託していくのです。オリジナルメニューによって、ただ食材を食材として知るだけでなく、その役割や可能性を知り、料理の幅が広げることができます。そしてそれは、お客様への提供の機会を増やし、島原の宝物を多くの人に認識してもらうことにつながるのです。

 またオリジナルメニューの存在は、島原の人々にとっても新しい発見があったのではないでしょうか。自分たちの作る食材がこんな風に姿を変えるなんて!と、刺激を得て新たな生産への原動力になっているかもしれません。

今回の企画「島原半島の宝物」の空間や料理についての詳細は、

今回ご協力頂きましたYuinchu様Mo:take様GOBLIN.様のレポート(リンク)を要チェック!

 これからもdot button companyは、島原の宝物たちを、全国のお客さんに届けるその取り組みを続けます。

 

ご協力頂きました「島原の宝物」はこちら!

ご興味ある方はdot button companyにお問い合わせください。

  • 『嘉祥』だし用エソ

  • コスモス会 正建』有機栽培島原茶(玉緑茶、ほうじ茶、和紅茶、桑茶)

  • 七郎屋』とうふすぼ、OtofuSoboro

  • 天洋丸』 自転車飯の素、エタリの塩辛、おつまみいりことアーモンド、食べるいり

  • 長崎そうめん末永』南島原そうめん、南島原うどん、ふしめん

  • ベジ・ドリーム』 雲仙ナチュラルドレッシング

  • マルニ』ゆでじゃが、ふかし芋、大根、人参、かぼちゃ、玉ねぎ

  • 明月堂・ふげん屋』島原カステラ、しょうが佃煮

  • 吉田屋』萬勝・はねぎ搾り 純米吟醸酒、萬勝・清泉石上流 大吟醸、はねぎちゃんちの手作り甘酒

  • 旅館松栄』雲仙野菜ぷりん