公開日 : 2018年04月09日

お土産にも自分用にも買いたい!
島県半島の魅力的な食材・食品まとめ

2018年1月、長崎県・島原半島からやってきた魅力的な”食”が揃うイベント「島原半島の宝物」を開催しました。今回は、大盛況のイベントにも出店してもらった、魅力溢れる〝島原半島の宝物〟たちを改めて紹介したいと思います。

島原半島とは?

島原半島は、長崎県にある大昔の火山活動でできた半島です。雲仙普賢岳がある場所、というとなんとなくイメージできる方もいらっしゃるかもしれません。

島原半島は、とても穏やかで心地よい風が吹く海のある場所。そして、さまざまな土壌や温暖な気候などの環境に恵まれて、魅力的な食材が生産される唯一無二の場所なのです。
まさに〝宝物〟といえるような食材がありながら、まだまだ全国に知られていないものもいっぱいあります。今回は、その中でもいくつか魅力的な食材・食品をピックアップしてご紹介します。

島原半島の魅力的な食材・食品たち

マルニのゆで野菜

野菜の持つ旨味、香りを大切に、無添加で加工された”丸ゆで野菜”です。1つひとつ丁寧にパッケージに詰められた、ジャガイモ、かぼちゃ、人参、大根、さつまいもなどは、封を開けたらすぐに調理できるので、忙しい主婦の方にもぴったり!カレーやシチューの下準備も、これがあればサクサクと進みます。
マルニさんは、緑多いおだやかな自然の中でゆっくりと時間をかけて作られた、ほくほくした優しい味のじゃがいも、出島(デジマ)の生産者さんでもあります。「出島」を手軽に味わってもらいたいと誕生した、おつまみ&おやつとして大活躍の「じゃがぼこ」は、もちもちっとした新しい食感と、じゃがいも独自の甘みが特徴で人気です。

松栄の野菜プリン

昭和元年創業の老舗旅館・松栄の看板商品は、食べる人食べる人、口を揃えて絶賛する“雲仙野菜ぷりん”です。じゃがいも、雲仙茶、にんじん、さつまいも、ブロッコリー、さらに卵や牛乳まで、地元の豊かな素材が余すことなく使われています。野菜の青っぽい感じもなく、野菜嫌いな子どももぱくぱくと食べられるほど。

着色料や保存料を一切使っていないため安心して食べられるのも魅力で、デザートはもちろん、離乳食や介護食としても人気だそうです。

 

七郎屋のおとうふそぼろ

パッケージがとてもおしゃれなこちらは、その名も「おとうふそぼろ」。聞き慣れない名前ですが、ひと口いただくと、かまぼこよりも優しい味わいがして、噛むほどに旨味が染み出します。そして、後からほんのりお魚の風味も。低GI食品のかまぼこととうふの組み合わせなので、ダイエットや糖質制限中の方のタンパク質摂取にもおすすめだそうです。
おじいさんが営んでいた蒲鉾店の伝統の味を現在に甦らせるべく、2014年にお孫さんが一念発起した生産者さんです。

島原半島 ケータリング 商談会

明月堂の島原カステラ

「みかん」「いちご」「ココア」「抹茶」「酒香味」など、島原の名産である食材5種類の味が用意されているキューブ型のカステラです。口に入れた瞬間、それぞれの風味が口の中に広がり、程よい甘さにしっとりとした食感が印象に残る、上品な味わいがします。このしっとり感は、砂糖ではなくて鶏卵を一番多く使っているからだそう。また、この可愛らしいパッケージは、島原市特産品新作展 「デザイン賞」も受賞しました。

天洋丸のジャコメル

「ジャコメル」とは、ジャコ+キャラメルのこと。長崎県産のカタクチイワシが入ったキャラメルで、「海のキャラメルとも謳われています。一見突飛な組み合わせですが、食べてみると、キャラメルの甘み、ジャコの塩気、ナッツの香ばしさが順を追って口の中に広がってクセになる味です。お菓子だけどカルシウムがたっぷりで、何より無添加・無着色なので、お子様にもおすすめです。ジャコメルの他に、ジャガイモの入ったキャラメル「ジャガメル」も販売しています。

吉田屋の原酒・甘酒

島原の造り酒屋「吉田屋」さん。HPには「時代遅れと言われても 伝統を守ることが 本物の味を守ること」とある通り、「撥ね木絞り(はねきしぼり)」という伝統的な技法で酒造りを行っています。撥ね木搾りは、てこの原理を応用した圧搾による酒搾りの方法。巨大な一本の木(約8メートル)を天井からつるし、その重みとてこの原理によって微妙な圧力をかけることで、じっくりと搾り出される原酒はふくよかな味わいに仕上がるのだそうです。
そんな吉田屋さんがこだわって造った甘酒(ノンアルコール)は、釜の中で6時間かけてじっくりと糖化させるため、麹の米粒が潰れることなくそのまま残っています。砂糖は一切使わず、サラリとした自然な甘味が自慢。天然の必須アミノ酸などもたっぷり入っている、総合栄養ドリンクです。

本村製麺工場の手延べそうめん「水晶の光」

島原そうめん製造の発祥の中心地に工場を構え、地元の人に長く愛されてきたそうめんです。周りの工場と比べると工場の規模は小さく、生産量も少ないそうですが、一年中丁寧に作り続けて紡いできた味が自慢です。
定番商品「水晶の光」は、透きとおる繊細な作りと、つるっとした食感が特徴。近年は、黒米そうめん、梅しそそうめん、抹茶そうめんなども製造しており、食卓に華やかな彩りも添えます。

長崎そうめん末永の手延べそうめん「銀の華」

そうめん処・島原にはおいしいそうめんがまだまだあります!南島原で生産されたこちらは、「園児がぶらさがっても切れないコシがある」をキャッチコピーとする、コシのつよい手延べそうめん。幼少期6歳のときから、日が明けぬ早朝どきにそうめんの仕込み作業をお父さんから教えられ、手延べそうめん一筋の人生を歩み続けている職人さんが丹精込めて作ったそうめんが人気です。

コスモス会 正建の有機島原茶

長崎のブランド茶として全国で広く知られていた島原茶は、平成5年の雲仙普賢岳災害で、ほとんどの茶畑が焼けてしまいました。それから20年後、復活。茶木に適した気候の中で、農薬を一切使用せず、新芽の良い所だけを使用し、丁寧に手作業で選別した高級茶です。
甘い香りに優しい味わいは、和菓子や和食、ケーキやクッキーなどの洋菓子まで幅広く合います。ティーパックの製品もあるので、手軽に楽しむことができるのも嬉しいところです。

島原半島 ケータリング 商談会 桑茶

ご覧いただくとわかるように、島原には魅力的な食材がたくさんあります。どれも、地元の素材を使い、着色料や保存料などをできるだけ使わずに丁寧に作っていることが特徴です。そして、伝統を守りつつも革新的なことにも挑戦している姿勢がとても素敵だなと思います。

ぜひ、この機会に一つの食材・食品からでも試してみていただきたいなと思います。
そして、島原半島に興味を持ってもらえたらうれしいです。