公開日 : 2023年07月14日

「手紙BAR〜五感で愉しむ『おとなの手紙時間』〜」を開催しました!

dot button company主催のもと、手紙や和紙の真価を伝え、 “手紙のヒト” として活動されている akinaさんを迎え、開催した「手紙BAR〜五感で愉しむ『おとなの手紙時間』〜」。演出にこだわった手紙ワークショップ&交流会のイベント当日の様子を、ゲストakinaさんがレポートしてくださいました!

 

▼ゲスト

手紙書道家 akina

https://www.instagram.com/letter__15

▼イベント情報(※イベントは終了しています)

https://tegamibar.peatix.com



書く時間をプロデュースする「手紙BAR」

 

「手紙を書く」

それだけ言われたら、ハードルの高さを感じる方も多いのではないでしょうか。

 

誰に…何を…どのように…?

 

けれど、私が「手紙」を軸に活動をしてきた4年近くの間、どんなに強く手紙を書くことに抵抗をもっていた人でも、実際に手紙を書き終えてみると必ず、「手紙っていいな」と柔らかくもどこかすがすがしい表情で言葉にしてくれるのが、手紙の不思議な力なのだと感じてきました。

 

だからこそ、“手紙を体験してもらうきっかけ”をご用意することが、私の役目。そこで、手紙以外の世界観すべてにこだわって《書く時間をプロデュース》することを始めました。東京での初めてのイベントとなる今回は、手紙を書きたくなる空間を「手紙Bar」と名付け、ドキドキの初イベントを開催させていただきました。

五感で愉しむおとなの手紙時間

 

視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚。

すべてにこだわった空間をコーディネートしています。

 

和紙が生まれる空気感を知り、和紙のリアルな世界を知り、紙を選ぶ。

 

手紙Barで使う紙は、高知県から直送していただいていた”ホンモノ”の和紙。高知県の和紙を生み出す「人・自然・風景」に触れ、和紙のことをちょっと詳しくなって帰れるように、映像やパネルなど、できるだけ「視覚」「触覚」から感じられるように、色々な仕掛けをご用意させていただきました。

中でも私の大好きな高知県の空気感や高知県の【味覚】を存分に楽しんでいただきたかったので、高知県のお酒、お菓子も心を込めてセレクト。

 

私がいつもお世話になっているみかん農家さんのワインやジュースは本当に絶品で、作り手さんのお人柄やエピソードとともにご紹介させていただきました。

 

16個のみかんがぎゅっと絞られた、混ぜ物なしの「山北みかんジュース」

限定販売で大人気。飲みやすさと品のある香りが特徴の「山北みかんワイン」

私の大好物でもある「芋けんぴ」(青のり、プレーン、黒糖の三種類)もご用意しました。

 

このイベントでは、「ちょっと特別な紙の選び方」も特徴のひとつ。

 

【だれが、どこで、どのように 】という紙が生まれる背景をBarのメニューのようにまとめ、「紙言葉」という新たな視点から、手紙を通して届けたい「想い」にピッタリのとっておきの一枚をセレクトしていきます。

 

「どんな人にお手紙書くんですか?」

「どんな方なんですか?」

「では、こんな背景からこんな紙言葉を名付けたこの紙なんかいかがでしょう。」

「触ってみた感じもいいですね。」

 

紙の背景を知って選ぶのもよし。紙言葉で選ぶもよし。

紙を触ったり、光に透かして感じる「直感」で選んでもよし。

オトナの手紙時間では、紙を選ぶところから参加者の方々に楽しんで頂きました。

 

イベント中はまったりお酒を飲み、楽しくお話しながら、「どの味の芋ケンピが一番好きですか?」と総選挙したり、地元のお話を聞いたり。空間も相まって、ぼーっとお話しているだけでいつのまにか心が癒されるようなゆったりとした時間の流れ方をしていました。

 

「誰に書こう…」と迷っていた人も、参加者の方同士でお話するうちに、「この人に書こうと思っていたけど、自分に向けて書きたいと思います!」と決める方など、一人で書くと手が止まってしまう「迷い」のタイミングで、周りに相談しながら進めていけるっていいなと思いました。

好きな色の紐を選び、巻物のようにくるっと巻いて完成

自分に向けた“飾る用”のお手紙を仕上げてくださった方のセンスとアイデアもとても魅力的でした。

一人じゃないからかける言葉がある

 

手紙を一人で書かない理由が参加者の皆さまの声に詰まっていました。

 

「みんなで手紙を書くという経験をしたことがなかったため、とても面白かった。手紙を書くという時間は素直になることが出来るので、初めましての人とでも心の底で会話出来ているような感じがとても良かった。」

「 和紙の作られ方や、その特徴を理解した上で、相手に合った和紙を選ぶというのが、普通の手紙より相手に気持ちが伝わって素敵だなと思いました。実際に手紙を渡したとき、とても喜んでくれて書いて良かったなあ、また書いてみようと思いました。」

提供された空間に非常に癒しを貰いました。重ね重ねになりますが日常ではなかなか作れない時間を頂いた気がします。また食欲が場所によって変わるように、提供された空間のおかげで一緒に参加した方々との人間関係作りも普段とはまた違った新鮮さがありました!」

「初めての方ばかりで少し緊張していましたが、アキナさんがずっと笑顔で場を和ませてくれていたから、とても楽しい時間でした。」

 

一人じゃないからかける言葉がある。手紙で素直になれると、新しい人との繋がり方ができる。自然と「手紙を書きたくなる空間」が生まれていました。そんな空間にいるとつい、私もお手紙を書きたくなり、参加者の皆さんへのお土産レターを書かせて頂きました。

 

 

このほかにも色々なアイデアやご感想を頂き、正直不安でいっぱいだった初イベントを無事乗り切れてよかったと心の支えになりました。

今後は土日開催も出来たらいいなと思っております。「夏のオトナの手紙時間」「手紙デート」「message in a bottle time」など、頭の中で構想中です…!イベント情報はインスタグラムで発信予定ですので、気になる方は是非チェックして頂けたら嬉しいです!

 

▼akinaインスタグラム

https://www.instagram.com/letter__15  

 

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!


=========================

文・akina