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「地方移住の可能性」山形県大石田町ではじめる自分サイズの田舎暮らし

山形県大石田町主催のイベント『人口減と向き合う街×地域コミュニティの作り方』を9/27に開催。私たちは企画・運営を行いました。

大石田町の地域おこし協力隊・地域プロデューサーをゲストとして迎え、地方移住の可能性についてのトークセッション、大石田町の施設をどんな空間にしたいかを考えるアイデアワークショップを行った当日の様子をまとめてみました。

▼イベント詳細はこちら
https://dotbuttoncompany.com/oishida-living/

 

水と緑と文化のまち・大石田

山形県のほぼ中央部に位置する大石田町は、東京駅から東北新幹線で3時間ほどの場所にあり、町の中心部には最上川が流れています。

水と緑の豊かな景観に恵まれた人口約7,000人ほどの大石田町。かつては最上川舟運の河岸場として栄え、今も町のあちこちにその名残を留めています。

 

近年は蕎麦の町として力を入れており、名物手打ちそば屋が軒を連ねる『大石田そば街道』 には14店舗のそば屋さんが加盟しています。大石田町にしかない蕎麦の品種『来迎寺在来』で作るそばは、程よいコシがあり、のどごしなめらかな田舎そばの逸品です。

 

イベントには地方に興味がある参加者が各地から集まり、地方移住の可能性についてのトークセッション、大石田町の施設をどんな空間にしたいかを考えるアイデアワークショップを行いました。

 

地方移住の可能性とは
~地域コミュニティの創り方~

アイスブレイクから始まった今回のオンラインイベント。初めましての人たち同士でも気さくに打ち解け和やかな雰囲気で会は進んでいきます。前回のイベントでは元アスリートやスポーツに関わるゲストを呼んで、『地域×スポーツ』をテーマにトークセッションを行いましたが、今回は地方移住がテーマです。

▼前回のイベントレポートはこちら
https://dotbuttoncompany.com/oishida-sportsevent/

 

ゲストには、地域プロデューサー/杉山 泰彦さん、大石田町地域おこし協力隊/大野 達也さんをお迎えしました。

トークセッションのテーマは、
「地方移住の可能性とは~地域コミュニティの創り方~」

実際に移住してみてのメリット・デメリット、地域でどんな仕事をしているかなど、地方で暮らす2人の本音を聞いてみました。

 

地域プロデューサー 杉山 泰彦さん

株式会社 WHERE/ 一般社団法人 ねばのもり 代表理事

新卒で株式会社CRAZYに入社し立ち上げ期の採用やマーケティングを担当。2017年2月より新規事業として株式会社WHEREに参画。地域のプロモーションや移住定住サポート事業で20地域の案件実施を経て、2018年12月より長野県根羽村に夫婦で移住。現在は総務省の地域おこし企業人制度にて役場に従事しながら、村全体のPR・戦略立案・事業立ち上げ・関係人口創出を行い、地域の豊かさが持続するための基盤づくりを行っている。

 

地域おこし協力隊 大野 達也さん

1986年神奈川県川崎市生まれ。前職は金属加工営業、お笑い芸人。

妻の地元である山形市に遊びに行った際、 山形の魅力に触れる。大石田町の豊かな自然、都心では見ることのできない綺麗な星空、町の方々の温かさに惹かれ、大石田町へ移住。現在はJR大石田駅前の関係案内所『KOEnoKURA』の運営業務、大石田町での生活や体験を動画で配信中。

 

実際に移住をしてみて感じたメリット・デメリット

根羽村に移住した杉山さんが移住して良かった点は、「人口900人の小さな村なので、深い関わりができるところ。仕事で関わる人、ご飯を食べに行くお店も顔見知りの人が経営しているので、繋がりがある人と生活できることは良いなと思っています。また、消費先やお金の使い方を意識するようになりました。なるべく村のものを買うようになった」と移住をしてから、自分の中での消費やお金に対する価値観が変わったことに気付いたそうです。

 

大石田町に移住した大野さんは、以前よりも人との付き合い方が楽になったところがメリットだと話します。街の方が気にかけてくれるので、お世話になっている農家さんから野菜を大量にもらうことがあるし、おかげで野菜を買う金額も少なくなったそう。

また、移住してから子どもの喘息が半年くらいで治ったこともメリットに挙げていました。

 

反対にデメリットはあまりないと答える杉山さんと大野さん。挙げるとしたら、コミュニティが近いからこそ相談をできる人があまりいないというところ、人との距離が近いので噂が広まりやすい環境ではあるが、「自分の対応次第で何とでもなると考えている」と話してくれました。

地方に移住することに不安を感じてしまう人も多いと思いますが、実際に2人のお話を聞いて、移住に対してのハードルが下がった参加者もいたのではないでしょうか。

 

視点を変えることで地方での仕事を生み出すことができる

地方に移住する不安要素の一つに、「仕事があまりない」と感じる方も多いかと思います。

実際に地方での仕事の生み出し方について聞いてみました。杉山さんは根羽村での仕事について、「選択肢は少ないけど作ろうと思えばいくらでもあります。今、月に1回都会に向けて余った野菜をお送りするサービスをしている」と話してくれました。

 

新鮮な野菜を欲しい都会の人と、野菜が余って困っている地元の人たちとを繋ぐ仕組みを作れば仕事が成立する。でもその視点は村の人にはないので、外から来る人が地域の魅力を掘り出すことが必要だと言います。

「地方に住む人と都会に住む人の求めている声を掘り出して、どうすればお互いにとって良い環境を作り出せるか。社会を含めて三方良しを作っていけるか。それを意識すると地域にはたくさん仕事がある」と杉山さんから見た地方での仕事の生み出し方を教えてくれました。

 

地域おこし協力隊の基本的な業務として『KOEnoKURA』の運営を行っている大野さんは、元々お笑い芸人をしていた経験もあり、YouTubeを通して大石田町の魅力を発信するコンテンツも作成しています。

YouTubeで配信することを役場の方に相談した際、誰にも反対されずに応援してもらえたおかげでいろんなことに挑戦しようと思い、地域での可能性が広がっていったそうです。

 

地域を面白くするために行動することで新しいアイデアが生まれる

街の魅力を外に発信するときに意識していることを聞かれた杉山さんと大野さんに共通していたことは、その地域全体を良くしよう、地方創生をしようとは考えていないということ。

「純粋に自分が住んでいる地域がもっと面白くなったら良いな、自分ができることはないかな」という前提でコミュニケーションを取っているし、何に困っているか、どうなったら喜ぶかを考えながら仕事に取り組んでいると答えてくれました。

 

「野菜便を行っているおばあちゃんたちもお金に困っているわけではなくて、美味しいという声をもらいたいんです。おばあちゃんたちに消費者の想いが直接届くようにLINEを使ったり、返信はがきを入れたりする仕組みを作っている」と話す杉山さん。

 

他にも日々のコミュニケーションを取るために雑談を取ることを意識しているそう。仕事の1/3は雑談だと考えていて、歩き回りながら村の方の声を聞くようにしているのだとか。大野さんも気付いたら1日雑談で終わっていることもあるそう。

雑談から生まれるコミュニケーションや街の人たちとの関わりを大切にしている杉山さんと大野さんの話を聞いて感化された参加者も多かったのではないでしょうか。

 

参加者からの「お年寄りの方がお金に困っていないのはなぜでしょうか?」という質問に対して杉山さんは、「根羽村は自給自足に限りなく近いので家庭菜園をしているし、持ち家なので家賃を払う必要もないんです。お金が有り余っているわけではなく、年金暮らしでも問題なく暮らすことができる。おじいちゃんやおばあちゃんは、その地域にあるものを大切にするマインドが備わっているのでお金に困っていないのではないかと、一緒に過ごしていて感じる」と答えてくれました。

 

都会と比べると、地方には無いものも多いかもしれませんが、無いものに目を向けるのではなくそこにあるものに着目することで、何ができるかを考えるきっかけを作れるのかもしれません。地方に移住することは新しい可能性を広げることにも繋がるし、その地域でしかできない体験価値を生み出すことができるのだと感じました。

 

大石田町で何ができるかを考えるアイデアワークショップ

トークセッションが終わった後は、大石田町役場職員・佐々木さんから大石田町の紹介をしてもらいます。大石田町の中心部に駅があり、大野さんが運営業務に携わっている『KOEnoKURA』も駅から徒歩1分ほどの距離です。

8月には夏の風物詩でもある最上川花火大会が開催されており、冬には雪灯ろう街道、雪上人間カーリング大会を実施するなど、四季折々の風景が楽しめます。アイデアワークショップに入る前に、『KOEnoKURA』と中継を繋ぎ、施設の外観や内観を大野さんに紹介してもらい大石田町で何ができるかをジブンゴト化していきます。

 

テーマは「もしあなたが地域おこし協力隊になって『KOEnoKURA』を活用するならどんな空間にしたいか?」

Zoomのブレイクアウトルームを使ってそれぞれのチームに分かれ、自分のアイデアを出し合います。

 

・地産地消のクッキングイベントを定期開催する
・ランニングマシーンを置いて年配の方にも足を運んでもらうきっかけを作る
・ヨガのイベント、集まりやすそうなイベントを開催する
・マルシェの開催、東京の人と交流するイベントを行う
・KOEnoNIWAやKOEno〇〇シリーズを作って大石田町に滞在してもらう人を増やす

など、『KOEnoKURA』を活用してできるアイデアをみんなで出し合いました。実際に大石田町のことを知り、『KOEnoKURA』と中継を繋いでジブンゴト化することで、たくさんのアイデアが生まれました。

 

大石田町で始める自分サイズの田舎暮らし

アイデアを出し合った後は、地域おこし協力隊の説明を挟んで交流会へと移っていきます。

「プライベートが充実していて、お財布にも優しい大石田町ではストレスフリーな生活ができるので一度遊びに来てのんびりした空気を味わって欲しい」そう話してくれた佐々木さん。

大石田町の観光ルートも紹介してくれました。そば、最上川千本だんご、乗舩寺、温泉など、「豊かな自然や美味しい食事がある大石田町に遊びに行ってみたい」と参加者からの声も聞こえてきました。

 

交流会では『KOEnoKURA』のKOEはどういう意味なのか参加者から質問する場面も。KOEは山形弁で「こえこえ」、すなわち一般的に「こいこい(おいでおいで)」という意味でそこから、名前が付けられたそう。

また、レンタルスペースは室内4時間1,000円、外(駐車場)は600円で借りられ(※イベント時時点での情報です)、町内の人はそれぞれ半額で使用することができるのだとか。町内に住むと低価格で借りられるので、いろんなことをできる可能性が広がりそうだと感じました。

 

大石田町では、『KOEnoKURA』の施設運用、スポーツによる地域おこしをしてくれる協力隊を募集しています。

大石田町に興味がある、地域おこし協力隊の活動についてもっと話を聞いてみたい、移住に関する話を聞いてみたいと思った方は、こちらから大石田町の情報を確認することができます。自然に囲まれた大石田町で自分サイズの田舎暮らしに挑戦してみませんか?

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まちづくり推進課 政策推進グループ 佐々木
電話:0237-35-2111
https://nougyou-saiyou.jp/oishida/
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