“獣害”を伝える「けものカフェ」を開催
日本の鳥獣による平成26年度の農作物被害金額は191億円にのぼり、(※農林水産省調べ)この様な、人に害をもたらす鳥獣による行動のことを“獣害”と言います。
しかしこれは鳥獣(けもの)のせいなのでしょうか?
私たちは「けものと生きる」をテーマに、この獣害をもっと身近に考えて頂く場としてPOP UPイベント“けものカフェ”を2017年5月12日〜14日に開催しました。
映像撮影・編集:pooka(http://pooka-inc.com/)
けものカフェでの伝え方
獣害と聞くと難しい、ハードルが高いと感じる方が多いのではないでしょうか?
このイベントは、カフェというスペースを利用して、普段は獣害に関しての問題を知らない・なんとなくは知っているという方々をターゲットに“獣害”を知るきっかけになる場にしたいと考えました。
そこで、けものなどの多くの動物のイラストを描かれているイラストレーターの“おさだかずな”さんに全体のイメージイラストを依頼、ポップで親しみのわくイラストを描いて頂きました。
店内は、おさださんの作品を飾られ、けものの絵を見ながら食事を楽しむ空間に
けものの恵みたっぷり“たつま石鹸”
香りは4種類『無香料』『ラベンダー』『ヒノキ』『ヒバ』
イノシシの脂が肌に良いことを知っていますか?猟師の間では、火傷などの肌の炎症にイノシシ脂を使うと良いと昔から言われています。
その知恵を普段使いできる形にした“TATSUMA石鹸”は、良質な野生のイノシシ脂をふんだんに使用し、保湿効果が高く、お肌を癒す自然(けもの)の恵あふれる石鹸です。
今回は、けものカフェオリジナルパッケージをおさださんに依頼し、店内で体験コーナーを設け、ご紹介をしました!
けものを味わうオリジナル料理
近年、獣肉はジビエ料理を出すお店が増えていることもあり、より気軽に食べられるようになっています。しかし、どこでどういう風に処理をされたお肉なのか、教えているお店は少ないはず。
けものカフェの料理の獣肉は、南伊豆を拠点とした獣肉処理センター森守のお肉を使用しました。
森守は、猟師歴30年以上、いつも森を見てきた黒田さんが設立した会社。国内では数件しかない民間の獣肉処理施設を運営し、徹底した品質管理とお客様のニーズに合った形態で獣肉を卸し、命を余すところなく活用をし、まさしく「けものと生きる」を体現されています。
森守の獣肉はとてもジューシーで獣肉が匂いが苦手という方にも食べて頂きたい一品!(東京恵比寿にある恵比寿キッチンにも卸されています)
今回は女性に嬉しい獣肉の美容効果を高める!とっておきのメニューをMo:takeさんに作って頂きました。
猪肉のソーセージとたっぷりスプラウトのホットドッグ
ジューシーな猪肉のソーセージと肉の美味しさを引き立たせるためにさっぱりと味わえ酵素豊富なスプラウトと特製マスタードソースのホットドッグ!
鹿肉とクレソンのバーガー
たっぷりの野菜と、鹿肉と相性がよい栄養のかたまりでスーパーフードとも呼ばれている”クレソン”を挟んだハンバーガー!
料理売上の一部は黒田さんが取組む「南伊豆コットンプロジェクト」の寄付へ
けものと生きるカフェ
3日間多くの方々に来店して頂きました“けものカフェ”。このような大きい課題に真剣に取り組まれている方々を繋ぎ、なるだけ多くの方々に伝える場を私たちはこれからも作っていきます。
けものカフェに関連する記事はこちら
・トークイベント「夜のけものカフェ」開催!
・ジビエに関わる人に触れてジビエを身近に感じる「ジビエト×けものカフェ」オンラインイベント編
・ジビエ料理を通してジビエを身近に感じる「ジビエト×けものカフェ」グルメ編