METHOD / 体験の開発のしかた
一歩目を、
設計する。HOW WE DEVELOP EXPERIENCES
世界を変えるのは、
いつも誰かの最初の一歩。
その一歩が生まれる体験を、
私たちはこう開発しています。

- BASED ON
- 3つの事例
代沢せせらぎ公園/SETAGAYA PORT/セタオーレーベル - SINCE
- 2021年〜
世田谷区での実践から - FIELDS
- 官民連携/公園・公共空間/福祉×音楽
- FOR
- 自治体・行政の方
事業者・法人の方
NUMBERS / 3つの事例の数字
代沢せせらぎ公園
試行体験日 第1回の来場(約)。想定は100名だった
SETAGAYA PORT
登録メンバー。2021年から5年半つづく官民連携の場
セタオーレーベル
season3 までの18曲の総ストリーミング再生数(約)
出典:世田谷区「せせらぎ公園だより」第4号・第5号、世田谷区「令和6年度 せたがや産業創造プラットフォーム SETAGAYA PORT の実績報告」、セタオーレーベル各シーズンのリリース記事。登録メンバーは2026年10月時点、再生数は2025年11月時点。
01 — WHY
一回きりで、
終わらせない。
イベントは、その日がうまくいけば成功に見えます。けれど私たちが開発したいのは、その日をきっかけに、誰かが次の一歩を踏み出す体験です。人が集まり、残り、自分たちで動きはじめる。そこまでを設計の対象にしています。
公園の社会実験、区と運営する官民連携の場、福祉施設と音楽をつくるレーベル。分野はばらばらですが、うまくいった進め方には共通点がありました。このページでは、それを5つの原則と4つの手順にまとめています。
PRINCIPLE 01
決める前に、
現地で試す。
図面や会議では答えの出ない問いがあります。だから、決める前に本物の場所で、小さく、1日から試します。試すことで、議論の材料が「想像」から「起きたこと」に変わります。
代沢せせらぎ公園
「ボール遊びをしていいか」「フェンスは何mなら景観を損ねないか」。フェンスを2m・3m・5.5mで仮設し、ボール遊びの音を3カ所で測った。
セタオーレーベル
1シーズンに1つの福祉施設を訪ね、スタッフや利用者と「録る音」を探すところから始める。企画書より先に、現場の音を聴く。
SETAGAYA PORT
入口は、まちの店で開く交流会「BARニューウェーブ世田谷」。令和6年度は10回・277名が参加し、そこから相談やプロジェクトが生まれている。
PRINCIPLE 02
回ごとに、
重心を変える。
同じことを繰り返しません。前の回で分かったことと反省を、次の回の設計に戻します。「検証」と「賑わい」のどちらかに寄せきると、社会実験は失敗します。回ごとに重心を動かし、両方を行き来します。
代沢せせらぎ公園
第1回は使われ方を観察し、第2回は賑わいより検証に振り、第3回は住民が主役の企画を増やした。3回とも、ねらいを変えている。
セタオーレーベル
season1 は3組で3曲。season3 は64の音と7名のアーティストで8曲。施設ごとに題材と規模を変え、season1〜4で24曲になった。
SETAGAYA PORT
毎年度、区が実績を報告書として公表している。その振り返りを次の年度の企画に生かしながら、5年半続いている。
PRINCIPLE 03
人が残る「器」を、
先につくる。
イベントは終われば人が散ります。だから、人が残り、次に進める器を先に用意し、イベントやプロジェクトはその中で回します。器があれば、一度来た人が二度目に来る理由が生まれます。
SETAGAYA PORT(会員登録)
会員登録型の場を先につくった。登録は無料で、区内外・法人個人・学生を問わない。登録メンバーは7,800名を超えた。
SETAGAYA PORT(3つのプログラム)
年に一度来る人も、毎月来る人も、担い手になる人も居場所があるように。入口(交流・相談)・共創(プロジェクト)・大型イベントの3層で運営している。
セタオーレーベル
SETAGAYA PORT のプロジェクトから生まれ、「レーベル」という器で続いている。2022年から毎年度、2026年度は season5。
PRINCIPLE 04
主役を、
手渡す。
私たちが前に立ちつづける体験は、私たちがいなくなると止まります。関わる人が主役になるように設計し、少しずつ手渡していきます。支える側と支えられる側という関係も、こえていきます。
セタオーレーベル
福祉施設を「支援の対象」ではなく、共同制作のパートナーとした。何を録るかは、施設の人と話し合って決める。
代沢せせらぎ公園
第3回はテーマを5つに広げ、不用品交換会や読み聞かせなど、住民が主役になる企画を増やした。
SETAGAYA PORT
区が主催者として前に立ち、私たちは事務局に徹する。会員が地域課題に取り組むプロジェクトが、いくつも動いている。
PRINCIPLE 05
続く仕組みと、
開かれた数字を残す。
熱量だけでは、体験は続きません。お金がどう回るかと、誰でも確かめられる数字を残します。数字があれば、担当者が代わっても目的が引き継がれ、次の判断の材料になります。
セタオーレーベル
配信で得た収益を、施設とアーティストで分け合う。続けられる仕組みであることも、プロジェクトの一部にしている。
SETAGAYA PORT
毎年度の実績が区から公表される。担当者が代わっても、何のための場なのかが引き継がれていく。
代沢せせらぎ公園
配置案への投票は B案41%・A案38% と拮抗。その数字が、そのまま検討会の議論に使われた。
02 — THE CYCLE
4つの手順を、
くり返す。
5つの原則は、実際の現場ではこの4つの手順として動いています。一周で終わらせず、回すたびに精度と関わる人を増やしていきます。
- STEP 01
問いを立てる
決めたいことのうち、会議では答えが出ない問いを選ぶ。何を確かめれば前に進めるかを、関係者と言葉にする。
- STEP 02
小さく試す
本物の場所で、1日から試す。仮設や投票、録音など、確かめたいことに合わせて試し方を設計する。
- STEP 03
記録して、戻す
来場数、投票、声、写真を記録し、検討会や次の回の設計に戻す。数字は公表できる形で残す。
- STEP 04
手渡して、続ける
次の回では、関わる人が主役になる部分を増やす。続けるための仕組みとお金の流れも一緒につくる。
体験は、一回では完成しない。
試して、戻して、手渡すことで、次の一歩が生まれる。
03 — CASES
この方法が生まれた、
3つの現場。
原則と手順のもとになった事例です。体制や数字の詳細は、それぞれのページにまとめています。
04 — FOR YOU
あなたの現場で、
使えます。
公園や公共空間の使い方を開く前に確かめたい。交流会を単発で終わらせず、続く場にしたい。地域や福祉の現場と、新しい価値を一緒につくりたい。どの相談でも、この原則と手順から一緒に考えはじめます。
仕様書や予算要求の前、構想の段階から関わるほうが、続く設計になりやすいと考えています。初回のご相談に費用はいただいていません。
官民連携プラットフォームの立ち上げと運営
SETAGAYA PORT の5年半から、交流会が単発で終わる、公募に事業者が集まらない、成果を「参加者数」でしか説明できない、という3つの問いに答えます。
CONTACT
その一歩目を、
一緒につくりませんか。
まだ形になっていない構想の段階から、ご相談をお受けしています。現場の試し方の設計から、運営、結果のまとめ、続ける仕組みづくりまでご一緒します。


