公園・公共空間の活用|Park-PFI・社会実験・場づくりの伴走支援
PARK & PUBLIC SPACE
公園を「管理する場所」から
使われる場所へ。
公園や広場、道路空間の活用は、制度が整うほどに「誰が、何を、どうやって続けるのか」という問いが残ります。飲食店を入れれば賑わうわけではありませんし、イベントを打っても翌週には元の風景に戻ります。dot button companyは、Park-PFI事業への企画参画から、社会実験としての試行体験日、公園を舞台にしたイベント制作まで、公共空間が日常的に使われる状態をつくる仕事に取り組んでいます。
公共空間の活用で、つまずきやすいポイント
制度や設計だけでは解けない、運用フェーズの課題です。
近隣との合意形成に時間がかかる
「音が心配」「人が増えると困る」といった声は、計画書の説明会だけでは解けません。実際に小さく試して体験してもらう場をつくることが、いちばん早い合意形成になることがあります。
オープン後の担い手が育っていない
施設が完成しても、日常的にプログラムを回す人がいなければ稼働しません。開業前から地域のプレイヤーと関係をつくり、担い手を育てておく期間が必要です。
「賑わい」の中身が定義されていない
誰にとっての、どんな時間を増やしたいのか。ここが曖昧なままだと、集客数だけが指標になり、その場所らしさが失われていきます。
公園・公共空間まわりでできること
Park-PFI・公募設置管理制度への参画
公募段階の企画立案から、開業後の運営コンテンツの設計まで参画します。横須賀市 大矢部みどりの公園では、企画マネジメントとしてチームに加わっています。
社会実験・試行体験日の設計と運営
本格運用の前に、限定した日数で実際に使ってみる場をつくります。参加者の反応と近隣の受け止めを記録し、次の設計判断の材料にします。
公園を舞台にしたイベント・マルシェの制作
出店者の開拓・調整、コンテンツ設計、当日運営、記録までを一貫して担当します。単発で終わらせず、継続の芽が残る設計を心がけています。
担い手づくりとコミュニティ運営
その場所を使いたい人が見つかり、つながり、続けられる仕組みをつくります。地域のプレイヤーを集めるプラットフォームの運営経験があります。
Park-PFI 事例:横須賀市 大矢部みどりの公園(2028年4月開業予定)
旧日本軍の弾薬庫跡として開発を免れてきた約19haの土地を、Park-PFIと指定管理者制度で20年間運営する公園に。dot button company は、日比谷花壇を代表企業とする8社グループに企画マネジメントとして参画しています。
場所と経緯
横須賀市大矢部2丁目。1939年に国有地となり、2003年まで弾火薬の保管に使われた跡地で、宅地に囲まれながら谷戸の自然と、三浦一族ゆかりの深谷やぐら群・円通寺跡が残ります。公園全体は約19ha(東京ドーム約4個分)です。
事業手法と期間
Park-PFI(公募設置管理制度)と指定管理者制度を組み合わせた方式。2025年3月に公募が始まり、審査は100点満点中76.63点で「大矢部オープンゲートプロジェクト」が選定されました。2025年11月25日に横須賀市と基本協定を締結。事業期間は2028年4月から2047年3月までの約20年間です。
体制とコンセプト
代表企業の株式会社日比谷花壇を含む8社で構成。コンセプトは『MEZAME VALLEY 〜大矢部の目醒め〜』。木造の大屋根(約1,000㎡・災害時は物資輸送拠点)、計5,000㎡の芝生広場、祈りのテラス、マインドフルネステラス、農ライフバレー・交流ファーム、地域農産物を使う体験型レストラン、遊具広場を整備します。
この事例で、企画マネジメントが担っていること
設計・施工・維持管理はグループ各社が担います。私たちはその中で、公募段階の企画立案から開業後の運営コンテンツの設計までを受け持つ立場です。
「初めて入る土地」の使い方を描く
80年以上、市民が立ち入れなかった場所です。どんな体験があれば、周辺の住民が日常的に訪れ、市外からも人が来るのか。コンセプトに沿って、開業後に実際に動く体験プログラムを設計します。
防災・史跡・自然の条件を「来る理由」に変える
災害時の物資輸送拠点、埋蔵文化財の保全、谷戸の自然環境。制約として扱われがちな条件を、農体験や歴史展示、マインドフルネスといった公園ならではの体験に翻訳します。
20年続く運営の担い手をつくる
開業はゴールではなく始まりです。地元の事業者や市民が運営に関わり続けられる仕組みを、開業前の段階から組み立てます。世田谷区で5年半続くSETAGAYA PORT の運営で得た知見を、公園の運営に持ち込みます。
出典:横須賀市「大矢部みどりの公園整備・運営事業 事業者公募の結果について」/横須賀市「公募について」/株式会社日比谷花壇 お知らせ(2025年12月5日)/タウンニュース横須賀・三浦版(2025年10月17日)
公園・公共空間の実績
わたしたちが大切にしている進め方
いきなり本番をやらない
まずは日数と範囲を限定して試します。試行の場は「実験」であることを来場者にも共有し、意見をもらえる関係をつくります。
近隣の人を最初の参加者にする
反対する人ではなく、まだ知らない人として向き合う。日常的に公園を使っている方に企画段階から関わってもらうことを重視します。
出店者・出演者を「使い手」として育てる
その日だけの出店で終わらせず、次も使いたいと思える体験にする。継続的な担い手候補との関係づくりを同時に進めます。
記録を残して次につなげる
参加者数だけでなく、どんな会話や使われ方が生まれたのかを記事として残します。次年度の企画や制度設計の根拠になります。
よくあるご質問
- Park-PFIの公募前から相談できますか?
- はい。公募条件の整理や、どんな体験を置くと地域に受け入れられるかといった構想段階からご一緒するケースが多いです。
- 公園の指定管理者や造園会社と組むことはできますか?
- できます。設計・施工・維持管理を担う事業者のチームに、企画運営・コミュニティづくりの担当として参画する形が中心です。
- 社会実験はどのくらいの規模から実施できますか?
- 1日・数店舗の小さな規模からご相談いただけます。代沢せせらぎ公園の試行体験日も、限定した1日から始めています。
- どんな成果指標を置きますか?
- 来場者数に加えて、滞在時間、初めて来た人の割合、次も参加したいと答えた人の声、出店者の継続意向などを組み合わせて設計します。
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公園や公共空間の活用について、構想段階からご相談いただけます。
まずは現状をうかがうところから始めさせてください。